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2011年5月22日


「白」とオフィスの話

2月に事務所を移転して、最低限の設備と共に渋谷のこのオフィスに引っ越してきてからはや3ヶ月半。通常の業務をこなしながらちょっとずつオフィス家具や必要な備品を揃えてきているが、ようやく一通り揃ってきた。 ...

2010年12月21日


abrAsus薄い財布とデザインのロジック

久々にデザインの話を。abrAsusの薄い財布が売れているみたいですね。Yahooショッピングや楽天で一位になっていたり、久々に会った友人がこの財布のことを知っていて購入を検討していたり。僕らがささやかながらブランドの立ち上げに協力させてもらってから、まだ一年程度なのが信じられないほどです。...

2010年8月11日


金沢に取材旅行

金沢で創業130年の老舗お茶屋さんのパンフレットとウェブサイトを作ることに。予算の都合上カメラマンもアサインできないので、撮影と取材を兼ねて金沢へ行くことになった。移動手段はもちろん深夜バス。金曜日の仕事が終わった後そのまま、夜11時過ぎに広告代理店の営業のNさんと新宿で待ち合わせをする。深夜0時に新宿を出て、金沢に着くのは翌日の朝7時。日本は中央を山脈で分断されているので、距離に関係なく、横に移動するよりも上下に移動する方が遙かに大変だということが分かる。...

2010年7月26日


生まれたときからiPadがある世代。

先日兄貴の家に遊びに行って、もうすぐ一歳になる姪っ子に会ってきた。我が姪とはいえ、凶悪なほど可愛い。以前、「赤ちゃんの微笑み自体には意味が込められていない」的な文章を紹介したが、前言撤回。彼女は僕が来たことを喜んでくれているに違いない。叔父馬鹿と言われようがそう思うことにする。...

2010年7月 7日


サッカーとデザイン

最近忙しさにかまけてブログの更新頻度が減ってきたせいもあり、このブログのアクセス数も徐々に減少しているので、挽回すべく頑張って何か書いてみる。
時は折しもサッカーW杯まっただ中。日本代表の試合がある日の前後はクライアントからの連絡も激減したりして、見事決勝トーナメント進出を果たした日本代表の奮闘ぶりに、日本中が興奮していたんだなあ、ということを実感。さしてサッカーファンでもない僕も眠い目を擦りながら見ていたのだが、サッカーのナショナルチームの監督なんて、得られる名声とその代わりに支払わなければならない代償を考えたら多分世界一割に合わない職業な気がするが、そんな中でも結果を出した岡田監督は改めてすごいなーと思ったりした次第。...

2010年5月30日


iPad

先日、オンライン予約してiPadを購入。apple信者の僕でも、ファーストロットは怖いので今までapple製品を発売日に購入することは無かったけど、今回はほぼ衝動的に購入してしまった。デザイナ−にとって、iPad関連の仕事が今後増えていくかどうかはまだ分からないけど(事実こんなに普及しているにも拘わらず、iPhone関連の仕事はそんな多くない。)、何となく「このデバイスは持っておくべきだ」という切迫感を感じてしまった。ありきたりだけど、電子書籍の未来も僕は信じているので。...

2010年4月13日


自由が丘オリジナルCD発売

以前所属していた会社の社長だったIさんと、近況報告兼仕事の話で自由が丘で飲む。先輩経営者としてのアドバイスやありがたいお言葉を頂戴しようと思いきや、「女性にモテるためには東京タワーの見えるマンションに引っ越すべし」というよく分からない議論で熱くなる。

その後微妙に飲み足りなかったので、一人で行きつけの飲み屋「Never Land」に移動。この店で飲むときは大概深夜1時を廻ってたりするのだが、マスターで元ミュージシャンの岸さんの人柄で、この日もその時間でもかなり席が埋まっていた。...

2010年3月 4日


EvernoteとabrAsusが業務提携

すごい展開になってきたものだ。昨日(3/3)、世界で250万ユーザーが利用しているという、あのEvernoteが日本法人を設立するという記者発表に合わせて、Sonyやキヤノンやdocomoと一緒に『abrAsus』が業務提携すると発表された。『abrAsus』のミナミさんから、abrAsusのロゴとウェブサイトのデザインの依頼があったのが去年の10月末。12月1日にサイトがオープンしてからわずか3ヶ月で、Sonyやdocomoと並んで各種メディアから取材されるほどになるとは想像すらしていなかった急展開だ。 ...

2010年2月 6日


取材で葉山マリーナへ...

とある著名なヨットデザイナーの取材と写真撮影のため、葉山マリーナに行くことになり、土曜日の午前中、はるばる逗子へとやってくる。眠い。そして寒い。前回土日に休暇を取ったのはいつだったか。こんな風にデザイナ−が取材とか写真撮影とか掛け持ちでやってしまっては、ライターさんとかカメラマンさんとかは大変だろうなと思いつつも、ライターやカメラマンをアサインできる予算のプロジェクトもそうそうないので、しょうがない。しかし寒い。冬の海をなめてはいけない。海無し県で生まれ育った僕は海を見るだけでテンションが上がってしまうが、この寒さはきつい。風が冷たい。寒い。...

2009年12月 1日


世界で最も薄い財布

世界最薄の財布や名刺入れなど機能的なステーショナリーを展開する「abrAsus」というブランドが発足。そのブランド立ち上げに伴い、ブランドロゴのデザイン等をさせていただきました。新規ブランドの立ち上げに関われるというのは、デザイナーにとっても非常に光栄なことで、仕事としてもすごく刺激的で楽しいものでした。世界最薄の財布、名刺入れ、メモパッドは12/1から発売しています。ヨーロッパでも販売されるとのことです。...

2009年11月24日


赤ちゃんのための名刺をつくる

最近立て続けに兄貴のとこや知人に子供が生まれる。出産祝いは何がいい?と質問しても、この手のものはなかなか「これが欲しい」という明確な返答はないもの。どうせならデザイナーにしかできない出産祝いを渡そうと思い、生まれたばかりの子どものための名刺を作ってあげることに決めた。...

2009年11月 9日


国語算数理科デザイン

日本を代表するグラフィックデザイナー、原研哉さんが著書の中でこんなことを言っていた。
「日本はもっとデザインの教育に力を入れるべきだ。マンホールの蓋が丸いのは四角いと蓋が穴に落ちてしまうからだということは、本来数学の問題ではなくデザインの問題なのである。」
まったく同感だ。学校には図工や美術の授業があるではないか、との意見もあると思うが、図工や美術は単なる造形を学ぶに過ぎない。デザインとはもっと本質的で観念的なものなのだ。...

2009年11月 1日


病院の看板のデザインをしました。

埼玉県の川越市の近くに新しく設立される病院の看板のデザインをしました。10月31日に竣工だったので当日現地に行って撮影がてら実物を見てきました。自分がデザインしたものが現実に出来上がったのを見る瞬間というのは、デザイナーにとってどんなものでも毎回感激するのですが、今回はまた別の感慨があります。最寄りの駅から車で現地に向かう途中、遠くから自分がデザインした巨大な看板が目に飛び込んできた瞬間の感動は、僕は多分一生忘れないと思う。...

2009年10月29日


皇居とランナーとデザイナー

ホノルルマラソンまで後わずかなのでそろそろ練習を再開せねばと、先日仲間と久々に皇居ランニングをしに行った。最近はマラソンブームで、皇居もランナーで渋滞ができるほど混んでいる。走るならまだ涼しくて人が混む前の朝早い時間しかないと8時に皇居に集合し、10kmほど走ってきた。...

2009年10月25日


草食系デザインと肉食系デザイン

最近誰かと食事をしてても「誰々は草食系」「誰々は肉食系」というような話が出ることが多い。個人的にはその手のステレオタイプなものの見方(状況に応じて積極的だったり消極的だったりするのが人間という生物なのである)は嫌いで正直辟易したりもするのだが、一昔前に時代を席巻した動物占いばりにみんながその話題を口にするので、敢えてここはその時流に乗ってみる。「肉食系・草食系デザイナーチェックリスト」なるものを5分で作成。もし暇で暇でネットサーフィン以外やることが無いというデザイナーの方は、是非チェックしていただきたい。...

2009年10月19日


自分の見た目をデザインするということ

個人事業主としての健康維持と、ホノルルマラソンへの体作りのために筋トレを続けて三週間。アルバイトのN君と、
「俺そろそろ逆三角形の体型になってね?」
「気のせいっすよ」
という不毛な会話も日常になってきつつある今日この頃。筋トレは「シェイプ」とよく言ったもので、まさに自分の体をデザインする、という感覚に近いものだと気づきます。...

2009年10月 9日


医者に聞く「東京ER」と「デザインER」

姪の誕生もあって、兄と二人で飲む機会があった。兄貴は都内の病院で医師をしているのだが、医者の兄とデザイナーの弟というコントラストも中々強烈だなと思いつつも、自分とは全く違う世界の話というのはそれはそれで興味深い。そこで聞いて初めて知ったのが石原慎太郎の思いつきで始まったという救急医療体制である「東京ER」の存在と、それがいかに現場の実情と乖離しているか、ということ。...

2009年10月 5日


国際ボランティア団体「グローバルファミリーの会」

カンボジアやミャンマー等でボランティア活動を展開している国際ボランティア団体「グローバルファミリーの会」のサイトがオープンしました。僕もささやかながらウェブサイト制作等のデザインワークで協力させてもらっています。...

2009年10月 4日


運動会とデザイン

先日小学生の甥っ子の運動会に何故か参加。世間的に甥の運動会に叔父が参加することが一般的かどうか不明だが、お昼のお弁当の時間にどれだけの人数の家族が集まるのかということが、小学生ながらにステータスになるらしい。数合わせで呼ばれる俺。しかし、せっかくひさびさに小学生の運動会というものを見るので、運動会をデザイン的な視点から観察してみた。...

2009年9月28日


デザイン上「無垢」な存在

先日兄に二人目の子ども(女の子)が生まれた。逆子だったので出産は帝王切開で義姉も大変だったようだが、無事に生まれてなにより。新生児室でガラス越しに対面した姪っ子を見ると、命の儚さとか尊さとかを感じざるを得ない、なんとも言えない気持ちになります。彼女はバイキンにまみれた僕の手が容易に触れてはいけない崇高な存在なのだ。...

2009年9月27日


相撲とデザイン

先日、友人と大相撲2009年9月場所の14日目を観戦。さすがに年3回の東京場所を毎場所観に行っていると新鮮さも無くなり、午前中10kmランニングしたことも手伝って、途中で寝そうになってしまった。不覚。とはいえ相撲人気はかなりの復活傾向にあるようで、館内はかなりの人でごった返していて、優勝がかかる取り組みともなると盛り上がりは相当だった。...

2009年9月22日


シンプルであること。世界を動かすということ。

「いま、世界は混沌として多くの問題が起きていますが、デザイナーには世界をもっと良い方向に導く力があるはずです。単に良いデザインを目指すのではなく、世の中を動かさなければならない。」
世界的なプロダクトデザイナー、ディーター・ラムスのありがた過ぎるお言葉。デザインは視覚的な美しさだけではなく、人や環境と調和し、人々に新しい生活を提案したり豊かな生活を提供したりするもので、ひいては人間の命だって救うことができるはずだ。...

2009年9月21日


デザイナーと靴屋と小人

以前ゴールデンウィーク中に「デザイナーと靴屋と小人」なんていう文章を書いて、休日にけなげに仕事するデザイナーの実情を嘆いてしまいましたが、シルバーウィークまっただ中の本日もやはり仕事をしています。一体いつになったらデザイナーにも小人が現れるのだろうか? 水臭いぞ、小人。...

2009年9月17日


糖分とデザイン

人間日々生きていると色々思い悩むことがあったりして、個人事業主として脳天気に仕事をしていると思われがちな僕でも、ストレスを溜め込んだりもするのです。しかし会社員ではないので、体調が悪かろうが気分が滅入っていようが「仕事を休む」という選択肢は無いので、どんな時でも気合いで仕事をせねばならない。...

2009年7月28日


最近、今更ながらデザイン、ユーザビリティ関連の名著「誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」を読み返しています。新曜社から出た日本語版は1990年とかなり前の本で、インターネットが一般的に広まる前夜に書かれたものですが、様々なプロダクトデザインのインターフェースを考察していて、ウェブデザイナーにとっても改めて使いやすさとは何か?デザイナーに求められる役割とは何か?ということを考えさせてくれる内容になっています。この本の最後の最後に「未来の情報の世界」、「家庭で世界中の情報を手軽に入手出来る世界」(まさにインターネットの世界)を想像した上で、こんな一説があります。...

2009年7月26日


エレベーターの開閉ボタンのデザインを考える

エレベーターに乗っていていつも思うことがあります。自分がボタンの傍に立っている。自分より先にエレベーターから降りる人たちがいる。気を利かせて、その人たちが降り終わるまでエレベーターの「開」ボタンを押し続ける。しかし「開」ボタンだと思って押していたのが、実は間違って「閉」ボタンを押していて降りる人にドアがぶつかる。降りる人に睨まれる。
...違う...。俺は親切心で「開」ボタンを押したつもりだったんだ...! 意地悪したんじゃない...!
というシチュエーションを見るに付け(実際自分でもよくやってしまう)、エレベーターの開閉ボタンのデザインってもう少しなんとかならないのか? と常に考えてしまいます。...

2009年7月13日


昨日東京都議会議員選挙があり、僕も清き一票を投票してきました。是非とも個人事業主や中小企業に優しい都政になって欲しいものです。で、忙しさにかまけてニュースを全然見ていなくて、僕の選挙区に誰が立候補しているのかも全然分からなかったので、投票前に急いでネットで候補者をチェックしつつ、投票所に行ってからも選挙ポスターをまじまじと観察していました。...

2009年7月 5日


デザイン三法印

独立してからというものデザイナーとして様々なプロジェクトのデザインをしていると、つまらないことに腹を立てたりどうでもいいことに喜びを感じたり、将来に対する漠然とした不安を感じたりとか、とかく心を平静に保つのが難しい。デザイナーとはいえ常に心平穏に、双葉山いわく木鶏のようになりたいものである。今発売中の『PEN』で「神社とは何か?お寺とは何か?」という素晴らしい特集がやっていた。これだ。仏教の「中道」の教えをデザインに当てはめるのだ! 名付けて「デザイン三法印」。デザイン三法印をマスターしてブッダのようなデザイナーを目指すのだ。...

2009年6月14日


ハチ公バス

渋谷区にはハチ公バスというバスがあって、区役所や区施設なんかを巡回しているのですが、バスの外観のデザインは渋谷のシンボルであるハチ公をイメージしたかわいいイラストが描かれているデザインになってます。長年渋谷、恵比寿近辺で仕事をしていた僕は街で良く見かけているのですが、正直な話、何度もこのバスに轢かれそうになりました。...

2009年6月12日


四季の純米吟醸ボトル

日本酒のボトルデザインというのはある程度決まった形というのがあって、大概は日本酒の銘柄(漢字)が筆文字で大きく書かれたものがほとんどです。もちろん文字や銘柄の名前だけで、その商品の魅力を十分に伝えることができるものもあるかもしれないけど(「鬼殺し」とかね)、日本酒をあまり飲まない僕や一般的なライトユーザーが、その情報だけでその商品を手に取るかといわれるとちょっと難しい。
そんな中、三井食品と京都の老舗酒造「招徳酒造」が共同でつくった「四季の純米吟醸」のボトルデザインは、今までの日本酒の常識を破るようなものでとても興味深い。...

2009年6月 2日


デザイナーにスーツとベレー帽

デザイナーにとって、打ち合わせにスーツで行くか、ビジネスカジュアルで行くか、完全私服で行くかは割と大きな問題で、セレクトを間違えると下手をすれば失注の危険すらあるので、僕も年に数回しか着ないとはいえ一応スーツは持ってます。代理店の人とかと一緒に打ち合わせに行く時、クライアントと会ったことが無いような場合は、念のためネクタイはしないまでもスーツを着て行ったりするのですが、お固そうで割と偉めの人が数人出てきたりすると、「あぁ、スーツで来といてよかった...」と思ったことも何度かありました。 ...

2009年5月31日


Tシャツ作りました

仲間でやってるインターネットラジオの「アリガチポッドキャスト」で、番組オリジナルTシャツを作りました。※ 写真は30代の大の大人がカラオケボックスでの収録中、お揃いのTシャツを着てはしゃいでいる様子。...

2009年5月29日


野球とデザイン

僕はダイエーホークスのファンで、ソフトバンクになってからもホークスを応援しています。先日ジャイアンツとの交流戦を観に東京ドームに行って改めて思ったのですが、野球というのは実によくデザインされたスポーツですね。...

2009年5月28日


デザイナーの作業は実際に手を動かすデザインワークだけだと思われがちですが、実はそれはデザインする作業の一つの工程でしかなくて、僕が思うにデザイナーの作業は大きく分けて以下の3つの工程があると思います。...

2009年5月22日


ギャバンとデザイン

以前「戦隊もののカラーリングを考える」という内容のエントリーをしましたが、今回は宇宙刑事ギャバンをテーマにデザインを考えます。このブログのネタは結構ポッドキャストでやっているネタとシンクロしてたりするのですが、ポッドキャストではデザインの観点からギャバンを考える、という話があまり盛り上がらなかったので放送からはカットしてしまいました。なのでこのブログで改めて「ギャバンとデザイン」について考えます。...

2009年5月17日


偽善者のライター

多分漠然と、将来自分でカフェとかバーとかやりたいなあと考えている人も多いと思いますが、例に漏れず僕もその一人です。考えてみるとカフェを作って行くような作業とデザイン事務所を作って行く作業って、何か共通点があるかもと思い、今更ながら「ヌフカフェはなぜ潰れないのか」を読んでみた。...

2009年5月14日


僕はデザイナーの友達よりディレクターの友達の方が多いのですが、先日後輩のデザイナーN君たちと昼ご飯を食べてて、彼の直属のディレクターに対する不満とかを聞いている間、デザイナーにとっての理想的なディレクターって何だろうと考えてました。...

2009年5月 8日


デザイナーが医者よりも給料を多くもらう時代は来るのか

デザイナーという職業はまだまだ社会的地位を得ていないみたいな話はこのブログでも何度かしています。そもそもデザイナーは、医者や弁護士や公認会計士や税理士さんたちに負けないくらいの専門的なスキルや知識を駆使して日夜深夜まで仕事をする訳ですが、残念ながら一部のデザイナーを除いては、それらの職業の人たちが得ている社会的地位や収入を得るところまでは行っていません。...

2009年5月 6日


煙草とデザイン

「煙草とデザイン」と言っても、別にタバコのパッケージデザインの話をする訳ではありません。年々形見が狭くなっている喫煙者。デザイン業界もその例外では無く、前は屋内に喫煙所があったのに、今では20Fから1Fまでわざわざ降りて近所のコンビニまで行かないと煙草が吸えない、なんていう話も聞いたりします。僕は趣味でランニングしたりしますが愛煙家です。1〜2時間に1回は必ず煙草を吸うために席を立ちますが、その際に煙草を吸わない人たちからの「お前またサボりにいくのか、このやろう」みたいな視線を感じて何ともいたたまれない思いをしたりします。「じゃあやめればいいじゃん」という意見に真っ向から立ち向かうため、デザインする上での煙草の必然性について真剣に考えてみました。...

2009年5月 5日


Helvetica とArial の違い

ご存知サンセリフ系の代表的なフォント「Helvetica」。デザイナーにとっては「とりあえずヘルベチカ使っとけ」ぐらい一般的なフォントです。最近では町中で「Helvetica」と書いたTシャツを見かけることもちらほら。おそらくデザイナーが最も良く使うフォントの中の一つでしょう。その代替フォント的な意味合いが強いのが「Arial」。(正式な代替フォントはswissでしょうが。)Windowsユーザにはこちらの方が知名度が高いかもしれません。僕はデザイン事務所に入った際、自分の師匠からArialはフォントとして美しくないから使うんじゃない的なことを良く言われた気がします。パッと見では一瞬違いに気づきにくいHelveticaとArial。具体的にどの辺が違うのでしょうか。...

2009年5月 4日


パスワード入力を自己暗示に利用する

よく見るライフハック系のサイトに素晴らしい記事があった。「パスワード入力をモチベーション維持に利用する。」PCを使って仕事をしている人は無意識のうちに、一日に何度もいろんなパスワードを入力していると思いますが、このパスワードを自分の目標とかにして、リマインダとして利用したらどうか? との内容。「ダイエットしよう!」とか「ジムに行く時間をつくる」とか。素晴らしい発想だ。ただ「uriagewoagero!(売上を上げろ!)」とか「mottoiidesignwoseyo!(もっといいデザインをせよ!)」とか、一日に何度も入力していると、逆に気分が滅入ってくる...。なのでパスワード入力をモチベーション維持ではなくて、自己暗示に使ってはどうだろうか? ...

2009年5月 1日


デザイナーにGWなんてないなんていわないよ絶対。こいつはゴールデンウィーク中にもかかわらず毎日ブログを更新してヒマなのか、と思われる方もいらっしゃると思いますが、そうではなくてGW中も毎日仕事をしている訳です。これは息抜きなのです。16連休なんていう威勢のいい話もちらほら聞こえますが、16連休もしたら社会復帰する自信が僕にはありません。...

2009年4月30日


Illustratorの進化について考える

僕はウェブサイトのデザインをするときはほぼPhotoshop CS3 だけでデザインして、パーツやアイコン、イラストを描いたりするときだけIllustrator CS3を使います。FireWorksはあまり好きではないので、インストールはしていますが一回も起動してません。最近仲間とやってるポッドキャストでTシャツを作るので、それ用のキャラクターをIllustrator CS3で描いて、Tシャツのレイアウトをしてくれる友達にデータを送ろうとしたら、彼からIllustrator 7を使っているとの連絡が。...

2009年4月25日


ビジュアルデザインは「レイアウト」と「フォント」と「色」の3要素から構成されている、と言われています。その中でも自分的に順位付けするとすれば、1.レイアウト、2.色、3.フォントの順番になるかなーと思っています。...

2009年4月21日


Google Labs の「News Timeline」 がスゴイ。前回「デザインが新聞を救う」なんていうエントリーを書いたけど、News Timeline が本格リリースして普及し始めたら、毎日最新の情報を提供するメディアとしての新聞の役割は終わるのではないか?

Google News Timeline

試しに「japan」で検索してみた画面。youtubeの動画までリスト化される。...

2009年4月14日


デザインが新聞を救う

「インターネットは新聞を殺すのか?」なんて言われていますが、僕も遥か昔に新聞を取るのをやめてしまいました。そんな中、世界で最も優れたデザインの新聞に贈られるというSNDアワードを受賞したこともあり、今は「Bonnier Business Press」という新聞(このウェブサイトのデザインも素晴らしい)のアートディレクターをしているJacek Utko氏は、「デザインこそが新聞を救う」と主張している。 ...

2009年4月13日


BumpTop

3Dデスクトップアプリ『BumpTop』が公式リリースされた。『BumpTop』は書類であふれたオフィス机を整理するように、まとめたり、重ねたり、必要なファイルだけ目立つように大きく表示したりと、自由自在にデスクトップを整理することができるのがウリ。次世代OSにはインターフェースに3Dの要素が必須になるというのは分かる。しかしデモ映像を見ていてもイマイチ便利な気がしてこない。windows版しかないので、とりあえずwindowsに無料版をインストールして使ってみた。...

2009年4月13日


左手でマウスを操作して右脳を刺激してみる

以前のエントリー「制約を設けることで想像力を高める」の続き。左手でマウスを操作すると右脳は刺激されるのか?
とあるライフハックの記事で、利き腕と逆の腕で歯磨きをするとWillpower(意志の力?)がアップするという研究結果が出た、とのこと。日常の習慣をちょっと変える、ある種の制約を設けることで、心の柔軟性や物事への集中力が高まるらしい。...

2009年4月10日


メディアとしての大相撲
©yamagra

大相撲が好きで、年3回の東京場所はほぼ毎回観に行っています。最近は不況とはいえ大相撲の人気も復活傾向でチケットの確保も一苦労。ご贔屓の力士の取り組みにかける懸賞金も、人気の取り組みともなると数十本の懸賞幕が土俵をぐるりと取り囲むことも。そんな中、最近は昔は見かけなかった珍しい企業が懸賞幕を出していたりします。...

2009年4月 9日


石の美術館
隈研吾 石の美術館

人間ある程度の制約が設けられた方が、逆に想像力が湧いたりするものだ、という話。建築家の隈研吾さんが以前テレビで、制約が無ければ自分で制約を発見しに行く、制約は宝だ!みたいなことを言っていて、なるほど納得。模造紙大の紙を渡されて、「さあ好きな物を描け!」と言われてスラスラ何かを描き始めることができる人はあんまりいないでしょう。...

2009年4月 8日


「シンプルとは要素を削ぎ落とすことではなくて、少ないデザイン言語の中にすべての要素を入れて、凝縮して成立させること」

僕の尊敬するデザイナー佐藤卓氏のありがたいお言葉。深い。...

2009年4月 7日


インターブランドで「日本のグローバル・ブランドTOP30」が発表されてた。海外売上高比率が30%を超える日本の会社の中から選ばれた30社で、1位はやはりトヨタ。上位は自動車とか家電メーカーが占めていて、日本製品と言えばまだまだ自動車と電気製品という状況は変わらないんだな、と実感。...

2009年3月16日


戦隊もののカラーリングを考察する

ポッドキャストのネタでもしゃべったけど、僕はゴレンジャーとかサンバルカンみたいな戦隊ものが結構好きで、子供の頃はそれこそ夢中でTVを見てました。戦隊ものは5人一組でそれぞれ赤・青・黄・緑・ピンクの色が割り当てられるのが基本ですが、最近ではその中から緑が消えて、代わりに黒とかシルバーとか別の色が加わることが多くなっているらしい。...

2009年1月19日


ききわけのいいデザイナー

よく人から「ききわけのいいデザイナーだ」と言われます。それは僕が基本的に、クライアントやディレクターからのフィードバック(無理難題?)にあまり抵抗せずに対応するスタンスを指していて、いい意味でも悪い意味でもあるのですが、自分としてはそう言われることに若干を違和感を感じます。 ...

2009年1月15日


起業前に、ふとしたきっかけで仲間と滝に打たれに行こうぜということになり、都内で滝行ができるお寺を検索。天光寺というお寺のサイトがひっかかりさっそく問い合わせてみた。
修行体験のお問い合わせフォームがあったのも驚きだが、この入力フォームがAjaxバリバリでユーザビリティが高い!...

国際ボランティア団体 グローバルファミリーの会

株式会社スキームスタイル/SchemeStyle

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米沢茶店 | 金沢の地でお茶一筋に百三十年

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Profile: 山下行雄 / yukio yamashita / yamagra

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