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自分の体型をデザインするということ

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自分の見た目をデザインするということ

個人事業主としての健康維持と、ホノルルマラソンへの体作りのために筋トレを続けて三週間。アルバイトのN君と、
「俺そろそろ逆三角形の体型になってね?」
「気のせいっすよ」
という不毛な会話も日常になってきつつある今日この頃。筋トレは「シェイプ」とよく言ったもので、まさに自分の体をデザインする、という感覚に近いものだと気づきます。
人間の第一印象は見た目で9割方決まるという話もあり、それはビジネスの現場でもまさに当てはまることです。公認会計士や税理士などお金を扱うような職業の人たちは、顧客に安心感を与えるためにあえて太ったりする、なんていう話も以前聞いたことがあります。小柄で痩身な外見は「狡猾さ」を人にイメージさせるようで、ハリウッド映画なんかでも、陰謀を企てたりズル賢い登場人物は大概痩せてて小柄な俳優が演じたりします。映画は短い上映時間で登場人物のキャラクターをわかりやすくビジュアルで表現する必要があるので、そういった「キャラ付け」が顕著になります。

逆に厳しい自己管理が求められるような職業の場合は、太っているというのはむしろマイナス要因なはずで、映画の中で仕事上ミスをしてとんでもない事態を引き起こしてしまう登場人物は、大概太った俳優です。人間は聴覚とか嗅覚とかよりも、まず視覚から得られる情報を最優先してその人のことを判断してしまうようで、だからこそ社会的に影響力のある人には専属のコーディネーターが必ず付いていたりもする訳です。ロシアのプーチン大統領の筋骨隆々とした写真がなぜか世界に公開されるのも、「力強いリーダー」というイメージ戦略の一環なのだと思います。
スクワットしてたら最近微妙に膝が痛い。負傷。

デザイナーの立場に立って考えてみる。クライアントに安心感を与えるデザイナーの外見、体型というのはどんなものなのだろうか...? デザイナーはビジュアルコミュニケーションのプロな訳なので、自分自身のビジュアルデザインにも手を抜いてはならないはずだ。考えてみると僕は今まであまり「太ったデザイナー」という人に出会ったことがない気がします。デザイナーというのは文化系のスキルと体育会系の体力の両方を求められる職種で、以前もこのブログで書いたみたいに多少のエキセントリックさ、というのも時として求められたりします。

時として徹夜で仕事をしつつも、プロジェクト期間中にダウンしてはクライアントに多大なる迷惑をかけてしまうので、やはり「体力あります」というアピールは欲しいところ。いかなる過酷なスケジュールでも任務を遂行します、という筋力を訴求するのだ。よし。俺の方向性は間違っていない。新しいダンベルを買ってこよう。

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このページは、yamagraが2009年10月19日 12:46に書いたブログ記事です。

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