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デザイナーと靴屋と小人(その2)

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デザイナーと靴屋と小人

以前ゴールデンウィーク中に「デザイナーと靴屋と小人」なんていう文章を書いて、休日にけなげに仕事するデザイナーの実情を嘆いてしまいましたが、シルバーウィークまっただ中の本日もやはり仕事をしています。一体いつになったらデザイナーにも小人が現れるのだろうか? 水臭いぞ、小人。
デザイナーにとって大型連休という存在は脅威で、プロジェクトが進行中にも関わらずクライアントはいないという状況なので、比較的負荷の高い作業をこなしつつ、休み明けに一気に成果物を提出することになる訳です。ここでOKが出なかったら連休中の作業が水泡に帰す...とか考えるだけでも恐怖です。

僕らにとっては大型連休よりも飛び石連休くらいがちょうど良いのですが、そもそも突如出現したこのシルバーウィークって一体なんやねん。この間お盆休みがあったばっかりではないか。スライムの群れが飛び石連休だとすれば、大型連休はキングスライム並みの殺傷力を備える強敵と化すのだ。勝手に合体するんじゃない。
...っていかん...。また愚痴っぽくなってしまった。こんなことを考えてしまうのは最近心が病んでいるせいに違いない。そもそもこの大型連休は次回は2015年まで出現しないらしい。はぐれメタルばりの出現率なのだ。
おじいさんは小人にも日当を払うべきである。

デザイナーと靴職人さんというのは職業上似ているところがあって、一足一足お客さんの要望を聞いてオーダーメイドで制作する、というスタンスはまさにデザイナーと通ずるものがある。中世ヨーロッパには王侯貴族や豊かな市民のための靴を作る靴職人と、貧しい職人や農民の靴をつくる古靴修理職人とで身分差がかなりあったというが、一生に一度出会うか出会わないかの靴職人より、日々ちょっとしたことでも相談にのってくれるような古靴修理職人の方が世の中に必要とされていたに違いない。

とか書いているうちにアルバイトのN君出勤。スタッフがいるって最高。仕事があるって最高。

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このブログ記事について

このページは、yamagraが2009年9月21日 15:05に書いたブログ記事です。

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