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[column] 戦隊もののカラーリングを考察する

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戦隊もののカラーリングを考察する

ポッドキャストのネタでもしゃべったけど、僕はゴレンジャーとかサンバルカンみたいな戦隊ものが結構好きで、子供の頃はそれこそ夢中でTVを見てました。戦隊ものは5人一組でそれぞれ赤・青・黄・緑・ピンクの色が割り当てられるのが基本ですが、最近ではその中から緑が消えて、代わりに黒とかシルバーとか別の色が加わることが多くなっているらしい。
日経デザインでちょっと前に読んだんですが、店頭では緑のキャラクターの商品はあんまり売れないらしい。子ども向けのTV番組は当然商業的な側面も多分に含んでいる訳で、店頭で商品映えする黒とかシルバーが緑の代わりに加わることになったという背景があるとのこと。各スーツのデザインは「戦隊」を組んでいる以上、明確な違いを出しにくいから、各戦士の個性はカラーリングに依存することになる。赤が情熱的、熱血漢のリーダー、ブルーはサブリーダー、ないしは赤のライバル的存在。黄色は明るくて剽軽もの。ピンクは紅一点。それに比較すると緑のキャラ付けは弱い。必然的に1色入れ替えるとしたら緑ということになってしまうのか。ちなみに赤がリーダーなのは、遠くからでも視認性が高いからだそうです。ほんまかいな。
それに引き換え、アメリカ人はやたらモンスターを緑に塗りたがる傾向がある気がする。彼らにとっては「緑 = 異形のもの」というメンタルモデルが形成されているのでしょうか?
ミドレンジャーミドレンジャー。額の「5」が悲しい。
みたいな話をポッドキャストでしたのですが、気になって調べてみたら最近の戦隊もの(侍戦隊シンケンジャー)ではまたグリーンが復活してた。というかそれ以前に侍戦隊ってスゴいな。
そういえば2008年の流行色はエコカラーのグリーンだったそうで、昨今のスローライフブームを考えると、戦隊ものとはいえ緑の戦士は外せないということなんでしょうか。日経デザイン曰く、2009年の注目色はターコイズブルーらしく、車でも日産のNoteとかこの色をメインに打ち出してたりしますが、そのうち戦隊ものにも登場するかもしれないっすね。青と緑の力を兼ね備えた戦士、ターコイズブルーレンジャー。長いけど。
ターコイズブルーレンジャー
ターコイズブルーにしてみた。
アオレンジャーが欠席の時は代役もいけるぞ。

いままであっても良さそうで無かった色といえば紫。なんでも紫は人の死を連想させる色らしく、ウェブサイトでも結構嫌煙されがちですが、確かにヒーローがチアノーゼ現象起こしてるみたいな印象もたれたらたまりません。怪人になめられるからね。紫ってローマ時代は皇帝の色だったし、冠位十二階でも一番位の高い色だったのに不思議。

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このページは、yamagraが2009年3月16日 21:40に書いたブログ記事です。

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