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運動会とデザイン

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運動会とデザイン

先日小学生の甥っ子の運動会に何故か参加。世間的に甥の運動会に叔父が参加することが一般的かどうか不明だが、お昼のお弁当の時間にどれだけの人数の家族が集まるのかということが、小学生ながらにステータスになるらしい。数合わせで呼ばれる俺。しかし、せっかくひさびさに小学生の運動会というものを見るので、運動会をデザイン的な視点から観察してみた。
まず赤、青、黄のハチマキの色によるチームの識別は、遠くからだと意外に視認性が悪い。甥っ子は黄組だったが、白い帽子に黄色いハチマキはコントラストが弱く、当日晴天だったこともあり特に視認性が悪かった。大人数の父兄が集まって遠くから我が子を探す訳なので、ハチマキの色だけではなくより明確にチームの違いをビジュアルで表現するべきだ。基本的に体操着/帽子は黒、その上に赤、青、黄のビブスを着用し、背番号の感覚で出席番号をそれに付けた方がいい。これならチームによる色の違いも明確だし、自分の子どももすぐに発見できる。
久しぶりに見る「前へ倣え」は結構新鮮。

先生と上級生による大会の運営は見事だ。なんせ6〜7時間以内に1〜6年生の全生徒を複数の競技に参加させねばならないのだから、止まっている暇はない。次から次へと事務処理をこなすようにどんどん進行していく。せっかく甥っ子がかけっこで一番になったのに、余韻に浸る間もなく次の競技に行ってしまった。それはそれで仕方がないのだが、常時BGMでジャニーズの曲が流れるのはいただけない。かけっこではBGMでブルース・スプリングスティーンの「born to run」を流すとか、負けたチームが退場する時はradioheadの「creep」かBeckの「looser」を流すとかして、是非子どもの情操教育に役立てて欲しい。

運動会でもっともビジュアル的に映えるのは、間違いなく大玉転がしだ。グラウンドのどこにいても勝敗が明確にわかるし、観客の眼を楽しませるアトラクション的な要素も多い。反対に、4人1組でフラフープに風船を付けて、グラウンド内で20チームくらいが風船を割り合う様な競技があったが、勝敗の機微が細かすぎて、一体目の前で何が起きているのかさっぱり分からなかった。

最後にどうでもいいことですが、最近の子どもはフライングが多すぎる。ズルはいけません。ズルは。

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このブログ記事について

このページは、yamagraが2009年10月 4日 16:32に書いたブログ記事です。

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