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[column] 煙草とデザイン

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煙草とデザイン

「煙草とデザイン」と言っても、別にタバコのパッケージデザインの話をする訳ではありません。年々形見が狭くなっている喫煙者。デザイン業界もその例外では無く、前は屋内に喫煙所があったのに、今では20Fから1Fまでわざわざ降りて近所のコンビニまで行かないと煙草が吸えない、なんていう話も聞いたりします。僕は趣味でランニングしたりしますが愛煙家です。1〜2時間に1回は必ず煙草を吸うために席を立ちますが、その際に煙草を吸わない人たちからの「お前またサボりにいくのか、このやろう」みたいな視線を感じて何ともいたたまれない思いをしたりします。「じゃあやめればいいじゃん」という意見に真っ向から立ち向かうため、デザインする上での煙草の必然性について真剣に考えてみました。
1. 一旦離席することで、眼がリセットされデザインを客観視できる。
集中してビジュアルを制作していると、気づかないうちに全体のバランスを見失いがちになるもの。一旦席を立って煙草を吸って帰ってくると、眼がリセットされているのでそれまで気づかなかったことに気づくこともしばしば。僕はほぼこの目的のためにデザインワークの最中にタバコを吸いに行きます。しかし「別に煙草じゃなくてもいいじゃん」と言われると反論が苦しい。
2. 喫煙所でのコミュニケーションは結構重要。
公共の喫煙所で煙草を吸っていると結構知らない人とコミュニケーション取ったり、会社の同僚と仲良くなったりするもの。僕は喫煙所でしか会わない人でも話してるうちに友達になった人がかなりいます。打ち合わせの休憩時にお客さんと喫煙所で話していると、割と本音トークが聞けたりします。しかし「別に煙草を吸わなくてもいいじゃん」と言われると反論が苦しい。
3. 集中力がアップする。ような気がする。
煙草を吸うと集中力がアップする、という話は良く聞きます。確かに相対的に見ると事実のようです。煙草を吸わないというイライラ、ストレスは煙草を吸った時点でスカっと晴れ、気分爽快。あれ? これって集中力がアップするというよりも正常値に戻っただけなのか? フランスの国立保健医学研究所が、平たく言うと煙草を吸うと馬鹿になるというすごく身も蓋も無い報告をしたそうですが、もうおせーよ。「早く煙草やめなさい」と言われると反論が苦しい。
4. 煙草のパッケージデザインに詳しくなる。
数年前にJTがいろんな銘柄の煙草のパッケージデザインをリニューアルしましたが、煙草のパッケージデザインというのも奥が深い。アジールデザインの佐藤直樹氏がデザインしたサイドスライドボックスのAlphabetという煙草は、当時吸っていると廻りがなにこれ?みたいな感じでかなり興味を持っていました。しかし近年はデザインを台無しにする煙草の注意書きがでかでかとパッケージに記載されています...。たばこ事業法によると、主要な2面へそれぞれ30%以上の面積を使って表示する、と規定されているそうです。財務省!デザイナー入魂のパッケージデザインを台無しにするんじゃない!「もうこんな文章書くのやめなよ」との声が聞こえてきます。
5. 煙の動きを見てると、モーションのアイデアが浮かぶ。
そういうことがあるといいですよね。

、、、。駄目だ。全く正当化できない。みなさん、煙草の吸い過ぎには注意して、できれば煙草はやめましょう。

コメント(2)

自分はたばこ吸わないのですが、2はかなり同感です!  

5も同感してください。

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このブログ記事について

このページは、yamagraが2009年5月 6日 17:10に書いたブログ記事です。

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