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選挙とユポ紙とデザインと

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昨日東京都議会議員選挙があり、僕も清き一票を投票してきました。是非とも個人事業主や中小企業に優しい都政になって欲しいものです。で、忙しさにかまけてニュースを全然見ていなくて、僕の選挙区に誰が立候補しているのかも全然分からなかったので、投票前に急いでネットで候補者をチェックしつつ、投票所に行ってからも選挙ポスターをまじまじと観察していました。
選挙のポスターっていうのはどれも似たようなデザインで、それはそれで必要な情報が伝わるのでいいのですが、政治家が自分の写真の肌の補正に注力するよりも、もっとデザインで政策を訴求するようなポスターがあってもいいのに。オバマ大統領が選挙の際にポスターやウェブサイトで一貫して使っていて有名になった「Gotham」というフォントがありますが、日本でももっと選挙活動にデザインの要素をうまく取り入れれば、我々の仕事も増えるのになーとか思ってしまいます。ちなみに僕の選挙区ではパン屋のおじさんが立候補していて、選挙ポスターにもパンを焼いてる写真が使われていて、それはそれで異常に目立っていましたが...。

選挙ポスターっていうのは常に風雨にさらされるものなので、耐水性につよい「ユポ紙」という紙が使われているのですが、実はこのポスターに使われている紙は僕らが候補者の名前を記入する投票用紙にも同じ紙が使われています。耐水性に強くて丈夫だからという理由の他に、ユポ紙は引張弾性があって、折り曲げて投票箱に入れた後、箱の中で自分の力で勝手に開くから、という理由があるそう。たしかにその日中に開票作業をしなきゃいけないのに、いちいち折り曲げてある紙を開くなんて作業を繰り返していたら集計する人はえらい手間ですよね。これぞデザイン。昔この紙関連の仕事をしてからというもの、選挙があるたびにユポ紙に思いを馳せるようになってしまいました。というわけで、ユポは偉い。

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このページは、yamagraが2009年7月13日 19:23に書いたブログ記事です。

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