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生まれたときからiPadがある世代。

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生まれたときからiPadがある世代。

先日兄貴の家に遊びに行って、もうすぐ一歳になる姪っ子に会ってきた。我が姪とはいえ、凶悪なほど可愛い。以前、「赤ちゃんの微笑み自体には意味が込められていない」的な文章を紹介したが、前言撤回。彼女は僕が来たことを喜んでくれているに違いない。叔父馬鹿と言われようがそう思うことにする。
そのときに兄貴に自慢するためにiPadを持って行ったのだが、iPadも発売から数ヶ月。僕の廻りでもかなり持っている人が多いし、世間的にもそれほど珍しくもなくなってきている。よく考えたらこの子は、生まれたときから身の回りにiPhoneやらiPadがある訳で、生まれたときにはまだファミコンすら無かった僕らの世代とは隔世の感がある。

その傍らでは甥っ子がニンテンドーDSをやっていて、「スーパーマリオブラザース」のすごさを僕に必死にアピールしてくれる。「そのゲームは俺も知ってるんだぜ」と言おうとしたが、そのビジュアルの綺麗さにびびる。俺の知ってるマリオはドット画でした。アンチエイリアスの効いた滑らかで綺麗なビジュアルを作ることと、ドット絵でゲームの世界観を作っていくことは、デザイナ−としてどちらがより高度なスキルが求められるのかは正直よく分からないが、30年も経てばゲームデザイナ−に求められるスキルも変わってくるのも当然だ。今この子達に昔のマリオの画面を見せたら、「滑らかじゃない」とか言って、画面が壊れたと真剣に思いそうだ。

生まれたときからiPhoneやiPadがあって、息をのむくらい綺麗なビジュアルでゲームを楽しんでいるこの世代が、デザイナ−として現場に出てきたときには一体どんなデザインをするのだろうか?分からないことは図書館で調べていた我々と、パソコンや携帯で検索して調べる世代が、もうすぐ同じ現場でデザインに関して議論したりする時代が来るのだ。「スーパーマリオ」はビジュアルは進化したが、ゲームの内容自体はあまり変わっていなかった。「楽しさ」の本質はいつの時代も変わらないのか。どんなに時代が変わって新しいデバイスが誕生しても、デザインの本質は変わらないと信じているが、果たしてどうなるのだろうか?
姪っ子
何てことをまだ0歳の姪っ子と7歳の甥っ子と遊んでて思った次第。しかしうちの姪っ子は可愛い。将来はモデルか女優さんだな。間違いない。

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このページは、yamagraが2010年7月26日 20:59に書いたブログ記事です。

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