「デザインとは関係をつくること」とはポール・ランドの言葉。形と中身の関係、形と形の関係、中身と中身の関係。あらゆる関係を生み出す作業がデザインであるなら、人間関係を形成していくことはまさにデザインと言えるのかもしれない。
一つとして同じプロジェクトが無いように、人間関係もその対象者によって求められる最適解が異なってくるのは当然で、上司と部下の関係、友達同士の関係、恋人同士の関係など、これが正解!なんていうものはなくて、まさに当事者同士で最適な関係を「デザイン」していくしか無い訳です。
僕も含めて、この人間関係をデザインする能力というものを持っているデザイナーというのはあんまり多くない気がします。
マス広告なんかのデザインをした場合、デザイナーは不特定多数の人たちと「関係」する訳ですが、 昔お付き合いしていたような女性に、「君が普段何気なく見たり使ったりしているものは、実は俺がデザインしたんだぜ」と伝える術がもしあったとしたら、その娘はどんな顔をするんだろうか?
マス広告なんかのデザインをした場合、デザイナーは不特定多数の人たちと「関係」する訳ですが、 昔お付き合いしていたような女性に、「君が普段何気なく見たり使ったりしているものは、実は俺がデザインしたんだぜ」と伝える術がもしあったとしたら、その娘はどんな顔をするんだろうか?
服を脱ぐか、じゅんじゅわーになりますね。
ふーむ。僕が不思議なのは、デザイナーはコミュニケーションデザインのプロなのに、なんで、人間関係のデザインを出来る人が少ないのかということです。
でも、それはこれまでの僕の経験値に過ぎないわけで、
本当にそうなんでしょうか。
複数の著名なデザイナーの方とお話しをする機会がありましたが、お話しをする限りでは、とてもそうは思えず。