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[column] Gmail の「Undo send」で物事の余韻について考える

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Gmail の「undo send」で思うこと

仕事で使うメーラーは長いことWindowsのBeckyと.macのウェブメーラーを併用していたが、去年の.macからMobilemeのサービス移行のグダグダ感に嫌気がさしてGmailに乗り換えて以降、最近はほぼGmailオンリーになっている。Firefoxのアドオンでかなり自分好みにカスタマイズできるので、もう他のメーラーに乗り換えることができないくらい依存してる。Gmail Labsでは次々と実験的な新機能がリリースされていて、中でもメールを一旦送信しても5秒以内(設定次第では10秒以内)なら送信取り消しができる「Undo send」は、どのメーラーも標準搭載してていいくらいの、いろんな人が待ち望んでいた機能ではないでしょうか?

Gmail
カスタマイズしたGmail。「google redesigned」のスキンも素敵だ。

考えてみたら、日常生活を送っていても「やっぱいまの無し!」とCommand Z をしたくなることがしばしばで、左手の親指と人差し指がカクカクっと動いたりして、完全に職業病を痛感します。「時間は巻き戻しできないが、取り返しのつかない人生なんて無い」なんていうMasterキートンに出てきた人生哲学までもが思い返されたりします。インターネットのスピード感に、まだ人間の進化が追いついていないというか、TVの生放送でジャネットジャクソンが「お痛」してしまってから、生放送とはいえ映像は数秒遅れて放送されてるなんていう事実からも、何か行動を起こしてから、その行動を振り返る余韻っていうのはまだまだ人間には必要なんだな、と思う訳です。

で、この「undo send」。現実にはビジネスシーンよりもプライベートの方が利用することが多い気がします。僕のまだ中学時代。携帯電話が普及していないころ、好きな女の子の自宅に電話して相手が出るまでの数コールで考え直して電話を切る、みたいな純情ストーリーがこの「Undo send」で復活するのではないか!?ウブな男が告白メールを送るが、やっぱ勇気がなくて「Undo send」してしまう、みたいなプロット、だれか脚本家とかドラマに取り入れないだろうか。

やっぱ考える余韻って大事っすよね。


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このブログ記事について

このページは、yamagraが2009年4月20日 12:00に書いたブログ記事です。

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